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日本

記憶としての日中戦争 インタビューによる他者理解の可能性

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記憶としての日中戦争 インタビューによる他者理解の可能性

著者
石井弓
出版社
研文出版
出版年月日
2013.02
価格
¥6,050
ページ数
278
ISBN番号
9784876363537
説明
※出版年が古いので新本ですがヤケ・シミ・痛みがございます。
中国人の世代を超えた戦争記憶の実態を資料分析と広範なフィールドワーク・独創的な着眼で解明する。
〈目次〉
はじめに
本書を書くきっかけ/現実を置き去りにしない/一人ひとりの視点を研究にどう取り込むか/本書の構造
第一章 記憶はどのように捉えられるか
 「感情記憶」の提起/「感情記憶」をどう論じられるか
第二章 中国における戦争記憶の変遷―政治運動にみる記憶表象とその受容
 公的戦争表象と集合的記憶のズレ/「訴苦」―自らの経験を語る/「四史」―記憶の共有化の始まり/「憶苦思甜」―歴史を再記憶化する
第三章 日中戦争の記憶と視角イメージ
 山西省盂県の概況と戦争の歴史/日中戦争の夢と映画/映画と夢の内容はなぜ異なるのか/映画と集団産業(合法化、人民公社建設)の相乗効果
第四章 戦争の語りの分析―「順口溜」から語りの広がりを読む
 口承による情報交換と戦争体験の伝播/日中戦争を歌った「順口溜」―三つの村の比較から/趙家荘惨案を伝える「順口溜
第五章 記憶される語り
 歴史・語り・記憶/趙家荘惨案を歌った「順口溜」の変化/「順口溜」の共有
終章
 記憶を研究する方法論として/歴史と記憶/村落コミュニティと記憶の関係/記憶から広がる問題