日本
孝研究 儒学基礎編(加地伸行著作集)
日本
孝研究 儒学基礎編(加地伸行著作集)
- 出版社
- 研文出版
- 出版年月日
- 2010.10
- 価格
- ¥8,800
- ページ数
- 469
- ISBN番号
- 9784873363155
- 説明
- ※出版年が古いので新本ですがヤケ・シミ・痛みがございます。
中国の孝思想について論究することはもとより、学問の本質、研究とは何かを自身の研究史を跡づけることにより説くユニークな研究書。若い研究者必読の書。(第1回配本)
前篇 孝の思想的研究―学びてはおもわざれば則ち罔し
序章 学問・研究とは何か―私の出発点
第一部 孝研究の前半過程
昭和三十年代の中国哲学史研究状況と孝研究の展開と/孔子における愛と死と〈孝〉と―中国における宗教思想の一前提/曾子と『曾子』学派と/孝研究の蹉跌―後半過程へ
第二部 孝研究の大前提―〈宗教の定義〉
中江藤樹『孝経啓蒙』を通じて/「宗教」の多様な定義/宗教と道徳とを切断する愚/ベルグソンの〈宗教と道徳との二源泉〉/儒教非宗教説への批判/假説としての定義/本書の〈宗教の定義〉
第三部 孝研究の後半過程
「孝」字について/原儒の登場/孝と家族と
第四部 孝の構造
孝の哲学的自覚/孝の構造的理解への試み/孝と祖先祭祀と/祖先祭祀の普遍性/祖先祭祀における「祭如在」
第五部 儒教の宗教性
中国における宗教の出現/中国における宗教の確立/中国における〈絶対〉/孝の宗教性と禮教性と
後篇 孝の思想的研究―思ひて学ばざれば則ち殆ふし
第一部 『孝経』の研究
『孝経』の漢代における思想史的位置―宗教性から禮教性へ/〈『孝経』の作者〉の意味/『孝経』関係緯書をめぐる若干の問題/『孝経刊誤』考
第二部 孝研究の延長
儒教における子ども観/「太子公自序」の成立―『孝経』の引詩引書を越えて
附篇 『史記』研究一束
司馬遷の李陵事件について/司馬遷の伝記に関する若干の問題/『史記』の「書」について