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史記の再発見

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史記の再発見

著者
藤田勝久
出版社
汲古書院
出版年月日
2023.05
価格
¥6,600
ページ数
384
ISBN番号
9784762967306
説明
現代に生きる知恵と未来への指針を求めて――司馬遷のメッセージに迫る。
【目次】
はじめに
序章 みえてきた『史記』の世界
 一 『史記』の世界――通史と紀伝体      
 二 武帝の時代と『史記』の成立
 三 考古学の発見と出土史料          
 四 『史記』史料論の手がかり
第一章 歴史のはじまり――五帝、夏王朝の治世
 一 『史記』古代本紀の世界          
 二 五帝、夏王朝の歴史観
 三 古代中国の考古発見
第二章 殷王朝の歴史――興亡のモデル
 一 『史記』殷本紀の歴史           
 二 殷王朝の歴史観
 三 『史記』と甲骨文の系譜         
 四 殷王朝の考古発見
第三章 西周王朝の歴史――ひろがる古代世界
 一 『史記』周本紀の歴史観        
 二 『史記』世家の歴史観――周の封建
 三 『史記』西周史と考古資料
第四章 春秋時代の歴史――周と諸侯の盛衰
 一 『史記』本紀の春秋史         
 二 『史記』春秋世家の編集と歴史観
 三 『史記』孔子世家と春秋列伝      
 四 『史記』春秋史と出土資料
第五章 戦国時代の歴史――秦の天命
 一 『史記』本紀の戦国史        
 二 『史記』戦国世家と六国年表
 三 『史記』戦国列伝の人物像      
 四 『史記』戦国史と出土資料
第六章 始皇帝と秦帝国の興亡
 一 『史記』の秦代史――始皇帝の事績   
 二 秦の興亡と司馬遷の歴史観
 三 秦代史の史料と始皇帝陵     
 四 秦帝国はなぜ滅んだのか
第七章 漢王朝の成立――楚、漢の正統
 一 項羽と劉邦の時代         
 二 漢王朝と高祖の評価
 三 恵帝・呂后、文帝、景帝の時代   
 四 漢代の出土史料と考古遺跡
第八章 武帝と司馬遷の時代――著述の社会背景
 一 武帝の治世と人物像――太史令の時代  
 二 黄河治水と諸民族の歴史――封禅の条件
 三 《太史公書》の完成――中書令の時代
終章 『史記』が描く古代中国――司馬遷の歴史観
 一 『史記』の史料論――素材と編集  
 二 『史記』の構造と歴史観
 三 司馬遷のメッセージ         
 四 『史記』の評価――どのような書物か
あとがき  
『史記』篇目