日本
弥勒(講談社学術文庫)
日本
弥勒(講談社学術文庫)
- 出版社
- 講談社
- 出版年月日
- 2023.07
- 価格
- \1,221
- ページ数
- 288
- ISBN番号
- 9784065319710
- 説明
- 世界が終わるとき、やってくる。蘇我馬子も藤原道長も惚れ込んだ弥勒(みろく)信仰。五十六億七千万年後に降臨し人々を救う、未来仏とは何か?
広隆寺の国宝として有名な、弥勒菩薩半跏思惟像。弥勒とは、五十六億七千万年後に現れて衆生を救うという、阿弥陀や釈迦と並ぶ仏のことである。古代日本に伝わると、災害や飢饉と結びつき、末法思想(メシアニズム)として全国の民衆に広がった。戦後民俗学の泰斗が、中国・朝鮮との比較を通して、日本独自の弥勒信仰の歴史と民俗を復元し、日本文化の原型を描き出す。宗教民俗学を土台にした日本文化論。