日本
大日本帝国のクレオール〈植民地期台湾の日本語文学〉
日本
大日本帝国のクレオール〈植民地期台湾の日本語文学〉
- 出版社
- 慶應義塾大学出版会
- 出版年月日
- 2007.11
- 価格
- ¥3,520
- ページ数
- 326
- ISBN番号
- 9784766414400
- 説明
- ※出版年が古いので新本ですがヤケ・シミ・痛みがございます。
日本統治下、台湾・南方の<日本語>によるクレオール文学論。
▼植民地化によって、標準中国語、台湾語、日本語などの複数の言語が混在し、文化的・言語的クレオール化(文化・言語の接触、複合)が進んだ大日本帝国統治下の台湾・南方における日本語文学を検証。「内地」の作家、台湾育ちの「外地」の作家、日本語で教育された台湾人作家。この3つの視点を併せることで、間文化の複合・言語接触の中、<ハイパーコロニアル>というべき空間となった植民地体験の実相を浮上させる。
▼文芸批評と歴史社会学を往還し、またポストコロニアル批評を相対化しながら、当時の作品の中に台湾人独自の強靭なクレオール的アイデンティティ戦略を読み込む。日本文学史の空隙を衝く、渾身の力作。