日本
中国詩文の言語学 対句・声調・教学(松浦友久著作選)
日本
中国詩文の言語学 対句・声調・教学(松浦友久著作選)
- 出版社
- 研文出版
- 出版年月日
- 2003.09
- 価格
- ¥9,350
- ページ数
- 364
- ISBN番号
- 4876362238
- 説明
- ※出版年が古いので新本ですがヤケ・シミ・痛みがございます。
第一部 対偶論
対偶表現の本質―関連諸説との比較において
「的名対」と「総不対対」―対偶論ノート
六朝新体詩から唐代近体詩へ―「対偶性」と「拍節リズム」を中心に
「来⇔去」対比の基本義―辞典類の記述の適否を中心に
第二部 声調論
声調の史的変化に関する基礎的な論点―韻律意識の展開に即して
散san(上声)とsan(去声)に関する二三の問題―動詞用法における上去対立の意味するもの
ふたたび散san(上声)とsan(去声)について―論点の確認とその当否
葡萄と琵琶の声調についてー声調のユレとその原因
「繆氏」の発音の史的変化と日本漢字音―「入声・去声」の関係に即して
李善音注「趨、避声也」―「帰去来兮辞」の修辞効果に関する一考察
李善注本「文選序」の音注について―「加注者」の検討と「別、入声」の解釈
認識の枠組としての「平上去入」体系―「中古的古典学」の形成と継承
杜牧「茶煙軽颺落花風」(題禅院)―去声の「調値」と近体詩の韻律
第三部 教学論
中国文(文言―白話)読解のための三つのポイント―対句・虚字・リズム
漢字・漢語辞典の索引学―「語彙検索」の可能性を中心に
「漁夫」の音読について―訓読学・音読学における破音の機能
語学教材としての中国古典―中国語の文学性・学術性について
文化言語としての中国語
「訓読古典学」と「音読古典学」―その意義と相補性について
詩歌芸術としての漢字・漢語―「漢俳句」に至る日中交流
〈解題〉古谷昭弘