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日本

敦煌写本『大乗起信論疏』の研究

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敦煌写本『大乗起信論疏』の研究

著者
金剛大学仏教文化研究所編
出版社
国書刊行会
出版年月日
2017.06
価格
¥9,680
ページ数
364
ISBN番号
9784336061713
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説明
 本書は、杏雨書屋本(杏雨書屋所蔵敦煌写本羽333V、大乗起信論疏)の全文を解読してテクストと訳注とを作成するとともに、5編の解題論文によってこの文献の思想史的位置づけを解明した訳注研究である。
 杏雨書屋本は2011年に初めて公開された新出資料で、真諦訳『大乗起信論』に対する注釈の残巻である。曇延の義疏に先行し、法蔵の義記にも影響を与えた杏雨書屋本は、中国初期の起信論疏であり、起信論最初期の形態を残し、また失われた真諦撰『九識章』の内容を僅かながらも伝える貴重な資料である。