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日本

近代日本の知識人と中国哲学 日本の近代化における中国哲学の影響

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近代日本の知識人と中国哲学 日本の近代化における中国哲学の影響

著者
徐水生著 阿川修三 佐藤一樹訳
出版社
東方書店
出版年月日
2008.10
価格
¥1,980
ページ数
181
ISBN番号
9784497208033
説明
※出版年が古いので新本ですがヤケ・シミ・痛みがございます。
日本文化の近代化に果たした中国哲学の影響を明治、大正、昭和の代表的知識人の思想を通じて考察する。
●編著者のことば
「他山の石、以て玉を攻むべし」というが、日本が東洋でもっとも早く近代化し、しかも、その近代化が欧米のものと異なっているのは、近代化の過程で伝統文化を放棄することなく保持し続けたことに負うところが大きい。それ故、この問題に関する実証研究は、中国研究者の「伝統文化と近代化」についての一層踏み込んだ探求に役立つだろう。このような見通しのもと、私は日本における一年間の研究の機会を利用して、日本の学者のさまざまな研究成果も参照しつつ、西周、中江兆民、西田幾多郎、渋沢栄一、夏目漱石、湯川秀樹といったエリート知識人の著作を読み進め、検討を加えて、帰国後、博士学位論文に仕上げたのだった。
論文の一部は、『中国社会科学』『哲学研究』『孔子研究』『日本学刊』『中日関係史研究』など、中国の学術雑誌に掲載し、多くの人々から貴重な意見や質問を頂いたが、論文全体は一九九三年、台湾の文津出版社から「大陸地区博士論文叢刊」の一冊として刊行された。一九九六年に、周一良先生、中西進先生共編の『中日文化交流史叢書』思想篇、および『中国哲学年鑑』で、詳しい紹介がなされている。(序より)