日本
空海 三教指帰 桓武天皇への必死の諫言(世界を読み解く一冊の本)
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空海 三教指帰 桓武天皇への必死の諫言(世界を読み解く一冊の本)
- 出版社
- 慶應義塾大学出版会
- 出版年月日
- 2022.04
- 価格
- ¥2,640
- ページ数
- 211
- ISBN番号
- 9784766425311
- 説明
- ▼空海が命を賭した書――。
官僚を目指していた空海が大学を辞め、二十四歳で著した『三教指帰』は、儒教、道教、仏教を戯曲形式で比較し、仏教が最上であることを親族に説得する「出家宣言の書」とこれまで理解されてきた。
本書は、激動の時代背景や神話・伝承、『日本書紀』などの歴史書と照らし合わせ、『三教指帰』執筆の隠された意図に迫る。
稀代の専制君主・桓武天皇に対する憤りと古来、天皇に仕えてきた祖先への誇り―。両者に引き裂かれた若き空海が、命を賭して伝えようとしたのは何か?