日本
三國志演義成立史の研究
日本
三國志演義成立史の研究
- 出版社
- 汲古書院
- 出版年月日
- 2016.03
- 価格
- ¥11,000
- ページ数
- 464
- ISBN番号
- 9784762965678
- 説明
- 『三國志演義』を通して、大衆の読書という行為の誕生と発展をさぐる。
【「前言」より】(抜粋)
文学というものは、人類の辿ってきた思想・思考面での発展と歴史が、文字で記録されて遺された遺産である。これを研究することは、人類がいかなる道を通って進歩してきたのか、知識欲の方向性というものを見出すことに繋がる。そこでやっと、これから人類はどこへ向かうべきかということを考えることができる。
『三國志演義』という作品は、その恰好の研究対象である。というのは、この小説の誕生と発展の歴史が、大衆の読書という行為の歴史と完全にリンクしているからである。
本書は『三國志演義』という作品の変遷史を辿る研究であるが、その変遷史を、大衆の読書という行為の誕生と発展という歴史の中に置き、人間の知識欲が何を求め、何を追って来たのかを考え、そしてこれから人類は何を目指すべきなのかを考える一端となるよう願う。