日本
儒教の名句 上巻-『四書句辨』を読み解く-
日本
儒教の名句 上巻-『四書句辨』を読み解く-
- 出版社
- 汲古書院
- 出版年月日
- 2020.12
- 価格
- ¥7,700
- ページ数
- 360
- ISBN番号
- 9784762966705
- 説明
- 儒教の最重要経典「四書」は、印刷製本技術の発達とともに近隣諸国にも伝播し、儒教文化圏の形成に大きな役割を果たした。そうした中、読者の便宜を考慮して巻末に附録を併載するものが出てくる。その一つに「四書句(く)辨(べん)」がある。短編ではあるが、極めて興味深い内容で、「四書」の中から重要な語句を取り上げ、同一または類似する他の用例を併記したものである。
この附録付きの「四書」は、江戸時代初期には日本でも和刻本として刊行され、大坂の儒者中(なか)井(い)1730~1804)は、この附録部分を自ら抜き書きし、『四書句辨』として独立させている。儒教の名句を学ぶ重要な教材だと考えたのであろう。
そこで本書では、中井竹山の思いを継承し、この『四書句辨』を単行本として現代によみがえらせることを目的とする。この上巻では、『大学』『中庸』『論語』までを取り上げ、『孟子』は下巻に収録する。