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アジア通貨・金融危機,および中国の台頭 理論・実証分析

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アジア通貨・金融危機,および中国の台頭 理論・実証分析

著者
青木浩治
出版社
知泉書館
出版年月日
2009.10
価格
¥6,600
ページ数
382
ISBN番号
9784862850676
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説明
 1997年のアジア通貨・金融危機とその急速な終息,そして2001年のWTO加盟を機に台頭した中国経済。これら一連のアジアのダイナミックな経済現象は,1985-95年の円ドルレートの大幅な変動と,1995-2007年のITと住宅ブームによるアメリカ経済の繁栄という二つの国際環境を背景にして展開した。
本書は考察対象に即して理論モデルを構築,最新の分析手法を駆使した画期的な実証研究である。
 第Ⅰ部「アジア通貨・金融危機の経済分析」では韓国を中心に危機の火種とその蓄積を対外債務の双曲線により分析,さらにその後のマクロ経済調整としての縮小的通貨切下げの効果を示すとともに,直後に発生した対内直接投資ブームの原因を解明する。
 第Ⅱ部「中国経済の国際化と国内経済統合」では〈グローバル化と地域の成長〉という視点から躍進著しい中国経済を考察する。グローバリゼーションのもたらす潜在的機会とその影響を対内直接投資の動向から分析し,改革・開放後の国内経済統合の実態を地域間分業構造と人口・労働力移動を通して明らかにする。さらに都市農村格差問題に関わる所得再分配機能と外国為替市場介入の金融波及メカニズムにも独自の分析を展開し,中国経済の課題を展望する。