日本
韋君宜研究 記憶のなかの中国革命
日本
韋君宜研究 記憶のなかの中国革命
- 出版社
- 中国書店
- 出版年月日
- 2016.02
- 価格
- ¥11,000
- ページ数
- 542
- ISBN番号
- 9784903316482
- 説明
- 文化大革命とは何だったのか──
ひとりの女性革命家が見た中国革命の真実
中国で著名な作家・韋君宜(1917~2002年)は,人民文学出版社総編集・社長をつとめながら,60歳を過ぎて本格的に著述をはじめ,生涯に13冊の著作を残した。代表作『思痛録』は,韋君宜が18歳で中国共産党に入党して以来,党員として生きた生涯を振り返る50年におよぶ回想録。家族が離散し,多くの同志が非業の死を遂げた事実を精緻に書き綴った。1998年に出版されると大ベストセラーとなり,「韋君宜現象」を引き起こした。
本書は,全訳『思痛録』を初めて紹介。香港版と削除部分の多い北京版の異同を明記し,いまだ原作の出版が許されない中国大陸において,革命がどのように記述されなければならないのか,その歴史認識を論考。韋君宜の生涯の軌跡を克明に追い,ひとりの女性革命家が見た中国革命の真実を明らかにする。