日本
一句頂一万句
日本
一句頂一万句
- 出版社
- 彩流社
- 出版年月日
- 2017.08
- 価格
- ¥3,080
- ページ数
- 581
- ISBN番号
- 9784779123818
- 説明
- 帯ヤケ
著者の最大の代表作にして、中国で最も権威ある文学賞の一つである茅盾(ぼうじゅん)文学賞受賞作!
「出延津記」「回延津記」の前後篇で70年の歳月を隔てて描かれる大河ドラマは、中国でテレビドラマ化、2016年11月には映画も公開されるほどの人気作品。
原タイトル『一句頂一万句』は、一万句に相当する一句、つまりは「ひと言の重み」という意味で、小説中、その「ひと言」が何を示しているのか、探してみてください。
「前篇の主人公の楊百順こと呉モーゼも後篇の主人公、牛愛国も妻とは話が合わず、話の合う友人、あるいは養女、あるいは情人を捜し求めてさすらいます。他の登場人物たちにとっても話が合う相手を求めることがどんなに難しいことかが描かれています。人の一生はそういう相手を捜し求める旅なのだというのが劉さんの言いたいことなのだと思います。中国の批評家が、この小説は中国人の「千年の孤独」を描いていると評したのも、なるほどと深くうなずきました。」(訳者あとがきより)